ダーマペンの痛みが怖くて施術を受けられない、麻酔しても痛いという声もあるので気になる人は多いと思います。
ダーマペンは毛穴、ニキビ跡、小じわなどの解消に注目されている美容法の一つで、超極細針を肌に無数に空け、自然治癒力を使って美肌に変える施術です。基本的に痛いので、麻酔クリームは必須です。
この記事では、ダーマペンの痛みの程度、痛みを感じやすい部位、脱毛やフラクショナルレーザーとの比較、痛みの継続期間や対処方法などを解説します。
ダーマペンの美肌効果が気になるけど痛みに弱い人はぜひ最後までお読みください。
ダーマペンの仕組みと痛み
ダーマペンは極小針で肌に穴を空ける
ダーマペン施術は髪の毛よりも細い、複数の超極細針(0.2mm程度)を振動させた状態で滑らながら肌に当てることによって、1秒間に2,000個近い穴を空けます。
微小な穴が空いた肌は、自己治癒能力によって肌の悩みを改善していきます。
この自己治癒能力を発揮するのが真皮層にある線維芽細胞です。
そのため、真皮層に届かせる程度の長さ(~2.5mm)の針が用いられます。
ダーマペンの痛みの原因
ダーマペン施術で痛みが起こる原因は、ダーマペンの針によって皮下組織内にある神経を刺激するためです。
真皮層に届く針を使う以上、どうしても神経は避けられないので、一定の痛みは発生します。
思ったよりも痛くなかったという人も多いですが、痛みに弱い人にとっては少し不安に感じるかもしれません。
針で刺すより、なでるイメージに近い
ダーマペン=針=刺すというイメージを持たれている方もいるかもしれませんが、実際には先端に複数の針が付いたペンのようなもので肌表面をなぞる感じです。
突き刺す感じではないため、過度に心配したり、恐れる必要はありません。とはいえ、痛みがどの程度か気になりますよね。
ダーマペンの痛みの程度
チクチクとした痛み
ダーマペンはとても微小な針を使って皮膚に穴を開けます。
「チクチクとした痛み」という表現が一番当てはまりますが、皮膚を刺す痛みや、ヒリヒリなど人それぞれです。
後ほど紹介するダーマペンを受けた方の口コミを見てもらえれば、どういった痛みを体験したかが分かります。
ダーマペンの痛みは針の長さ・本数で決まる
ダーマペンの痛みは、針の長さ、針の本数によって変化します。針が長いほど痛く、本数は少ないほど痛いです。
1mm程度は我慢できても、2mm超えると麻酔しても痛いです。
一般的には骨に近い部位は浅め、骨から遠い部位は深めの針が用いられます。
クリニックや施術目的や部位によって針の深さは異なるので痛みは変わってきます。
ダーマペンは我慢できる痛み?麻酔は必須
痛みが弱い人、敏感肌の人、肌トラブルを抱えている人にとっては痛みを感じやすい場合もあります。
その場合は、麻酔を使うこともできますが、麻酔を使っても若干痛み感じるぐらいなので、基本的には麻酔を使う方向で事前に医師やカウンセラーにお願いしておくと良いです。
痛みに強いひと以外は、麻酔無しなんて考えられないと思います。(麻酔については、後ほど解説します)
脱毛やレーザーとの痛みの比較
フラクショナルCo2レーザーよりは痛くない
美肌の施術としてフラクショナルレーザーという肌にレーザーを当てて治療する方法もあります。
ダーマペンよりもフラクショナルレーザーの方が痛みが強く、痛みの持続期間、ダウンタイムも長いです。
そのため、比較的痛みが弱く、すぐに日常生活ができるお手軽で効果の高いダーマペンを選ぶ人もいます。
医療レーザー脱毛よりもダーマペンが痛い
ダーマペンは極細とはいえ肌に穴を空ける施術のため、部位にもよりますが医療レーザー脱毛よりもダーマペンの方が痛いです。
レーザー脱毛経験者であれば、多少痛みへの耐性はできているはずで、おそらくダーマペンは耐えられると思います。
特に医療レーザーによるヒゲ脱毛、VIO脱毛に耐えられた人は大丈夫です。同じ脱毛でも、フォトフェイシャル(IPL光脱毛)とは比べものにならないぐらい痛いです。
これから受ける人は脱毛→ダーマペンがおすすめ
まだダーマペンも脱毛も受けたことがない人は、痛み対策だけ考えると、最初にレーザー脱毛、そしてダーマペンの順番がオススメです。
ただし、この順番は別の要素も考慮して決める必要があるので下記記事も参考に決めてください。
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目的によって針の長さを変える
ニキビのクレーター治療は2~2.5mm
アイスピック型のクレーター治療では、ダーマペンで最も長い2~2.5mmが効果的です。
それより短くても効果は得にくいです。痛みを取るか、効果を取るかにはなりますが、医師が推奨する針の深さのまま施術を受けるのが一番効果が高いです。
初回は針短めが多い
クリニックにもよりますが、ダーマペンの初回お試しでは少し短めの針を指す場合もあります。
そうすると、最初は思ったほど痛くなくて、2回目以降も続けやすいこともあります。
初回の針の深さ短めを希望するか、設定を確認してみてください。
痛み弱いなら2回目以降も針短めに
とはいえ、痛みはどうしても耐えられないという人もいるはず。
そんなときは、2回目以降でも通常の深さよりも浅くしてもらうことで痛みを減らすこともできます。
ただし、その分効果は減りますが、どうしても痛みに耐えられない人は医師に相談してみることをおすすめします。
セルフでやる場合は、少し短めで試してみるのもありです。
それで2回、3回と通いながら痛みに慣れてきたら徐々に針を長くするという方法を取る人もいます。
ダーマペンで痛みを感じやすい部位
ダーマペンで痛みを感じやすい部位は、針を深く刺す部位と、骨が近い部位ということです。
骨の近くまで深く刺さないと効果を発揮しない部位について紹介します。
あご
顎は骨に近く、部位によってはほとんど肉付きが無いため痛みを感じやすい部位です。
エラが貼っている人は皮膚が薄い部位が多いため痛みを感じやすい場合もあります。
鼻・鼻下
鼻や鼻周辺は骨に近く、皮膚も薄いため痛みを感じやすい部位です。
鼻やその周辺にも麻酔をかけることができますが、皮膚が厚い部位に比べると痛みが出やすいです。
おでこ
おでこは麻酔クリームを塗っても吸収される皮膚も薄く、頭蓋骨に近いため痛みを感じやすいです。
頬骨
ほほは肉厚で痛みを感じにくいですが、フェイスラインに近い頬骨は骨が近いため痛みを感じやすいです。
ダーマペンの麻酔
麻酔クリームの痛み緩和効果
ダーマペンは麻酔を行わない施術ですが、オプションで麻酔クリームが選択できるクリニックが多いです。
追加料金がかかる場合もありますが、乳液を塗る感覚で手軽に麻酔をかけることができ、麻酔効果が得られる20分後から施術を始めます。
ダーマペンで麻酔クリームを塗ったとしても、多少の痛みや赤みやヒリヒリ感は抑えられません。しかし、ダーマペンのダウンタイムは1~2日がほとんど、長くても3~4日程度で痛みも赤みも元に戻ります。
セルフダーマペン用の麻酔
自宅でダーマペンをやる場合、麻酔クリームも用意しておくと良いです。
ラクサールクリームが美容外科でも使われており、目立った副作用も無いので安心して使えます。
麻酔クリームを塗って30分ほど経ってからセルフダーマペンを開始してください。
麻酔クリームの追加塗りをせず、麻酔が切れて痛みを感じたらやめるタイミングです。
ダーマペンの痛みに関する口コミ
ダーマペンの痛みに関するYahoo!知恵袋、Twitterの口コミを調査しましたので参考にして下さい。
Yahoo!知恵袋の口コミ
痛みには強い自分ですが、一般的に見たら「かなり痛い」と思います。ただ、他の皆さんが言ってるように"針の長さ"で痛みは変わります。浅ければもちろん痛みは軽減されるし、深ければ当然痛いです。麻酔なしなんて100%無理です。
出典:Yahoo!知恵袋
今私は長さを最大にして施術してもらってますが、麻酔クリームを塗っていても結構痛いです。頬や小鼻などの脂肪がついてる部分は割と平気なのですが、骨に近い顎、鼻下は思わず歯を食いしばる&涙が出てくるくらい痛いですよ。また、私の場合は毛穴の治療として受けてるのですが、ニキビ跡の治療となると更に痛みが増すそうです…。
出典:Yahoo!知恵袋
施術中の痛みは麻酔クリームも塗布しているので、耐えられない程の痛みでは無いですが、それでもやはり痛いは痛いです。おでこや鼻、こめかみなど脂肪が無いような骨が近いところは特に痛いです。施術後のダウンタイム中は痛みはほぼ無いです。
出典:Yahoo!知恵袋
ヴェルベットスキンはダーマペンで穴を開けたお肌に薬剤を塗布するのですが、私は激痛で耐えられず…もう二度と出来ないと思いました。もちろん個人差はあるので、綺麗になる為!と大丈夫な方も沢山いらっしゃるそうです。痛みというよりは、顔が燃えるような感覚に近いかもしれません。
出典:Yahoo!知恵袋
ダーマペン4を何度か受けた事がありますが、痛みはそんなにないですし、想像してたよりは怖くなかったですよ。
出典:Yahoo!知恵袋
ツイッターの口コミ
昨日ダーマペンしてきたんだけど今日もまだ顔が赤いぜぇぇぇ。顔面に針刺しまくるなんてMなのか?あの痛み嫌いじゃないし…ドMなのか?麻酔クリームの意味すらないんじゃ?ってぐらい痛かったわー。
出典:Twitter
初ダーマペン!痛みよりも音が想像していたよりも大きくてそっちのが怖かった。
出典:Twitter
新しい病院のダーマペンもう打ちたくないってくらい痛かったけど、代償を払ってでも美しくなりたいので頑張って通おうって気持ち、、普段痛いの大嫌いなのに顔面がよくなる為だったら大抵の痛みに耐えられる。
出典:Twitter
私は【ダーマペン4】とその後に【ベビースキン】をやりました。クリーム麻酔と笑気麻酔のW麻酔で痛みほぼ無し。
出典:
口コミまとめ
ほとんどのクリニックでは施術前に麻酔をします。しかし、麻酔をしても痛いという声がほとんどでした。
痛みに強い一部の人は、そこまで痛みはなかったという声もあります。
ある意味、痛みに耐えてでも美しくなりたいという願望が、ダーマペンの痛みに耐える唯一の方法かもしれません。
それほど目的意識が無ければ、痛みで挫折するのでやめておいた方が良いです。
また、笑気麻酔(痛みを感じにくくする吸入麻酔薬)まで使えば痛みや痛み、不安や緊張まで軽減されるので、対応しているクリニックを選びましょう。
ダーマペンの痛みに関する質問
セルフダーマペンの方が痛くないですか?
セルフダーマペンは自宅でやるダーマペンです。
針の長さを自分で調節することで痛みを抑えることはできますが、一方で痛みを抑えがちになるので、クリニックに比べると効果が得られません。
また部位で長さを変えたり、リスクもあるので、多少の痛みを我慢しつつクリニックで医師にやってもらう方が安心・安全で効果も高いですよ。
痛くなくて逆に効果あるか不安です
クリニック等でダーマペンを受けたのであれば、痛みを緩和してやってくれたということです。
また、痛みを感じにくい部位もありますが、それでも効果はあります。
よくフラクショナルレーザーより痛くないけど効果あるの?という質問がありますが、当然効果があるからダーマペンは人気も高く、注目されています。
ダーマペンの術後の痛みは?
施術中は麻酔クリームを塗るので痛みは緩和されますが、術後に麻酔が切れるとヒリヒリとした痛みがあります。耐えられないほどの痛みではないですが、痛み止めを処方してもらいつつ、耐えられない場合は麻酔クリームを併用すると良いです。